いや~1966年(ちなみにオイラ4歳)の日本が大胆に、映りこんでいます。和服、相撲、忍者、お城、海女(アマ)といったジャパン文化には苦笑しますが、霧島連山や坊津や桜島(天保山付近から仰ぐ、タブン)がチラとではなくドカ~ンと使われてるのには感動をおぼえます。お金と時間を莫大にかけたおバカ(スミマセン娯楽)大作なんですなこの映画、あらためてビックリします。なにも坊津くんだりまで資材運んで映画撮らなくても、もっと手近でなんとかなったろうに、とよけいなお世話ですが、秋目の自然にどんなコダワリがあったのでしょうか、鹿児島県人としては大いなる誇りです。007シリーズは世界旅行(観光案内)的な色合いも濃いんだとは思いますが、これほど映画一本ジャパンオンリーで作られているというのも異色です。それにしても、丹波哲郎のカッコよさ、ボンドガール浜美枝のチャーミングなこと、トヨタ2000GTの美しさ、日本人に扮した(つもり)猫背のショーン・コネリーなど魅力満載です。
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