失礼ながら、さほど前のめりな読書とはならなかった。
確かにハードボイルドだ。
でも、なんというか主人公サム・スペード 、
正直ちょっと掴みづらい。
タフではある。
女には弱い...ような強いような。
行き当たりばったりの行動っぽい。
頭がいいような、へ理屈ばかりのような。
しかも、かなり幼稚で激昂するタイプでもある。
まあ、魅力的なキャラではあるし、
ある意味期待を裏切られておもしろかった。
物語としては、
あまり探偵小説(推理)の部分には重きを置いていないし、
途中までけっこう「どっちに行くの?」な感じだった。
ラストが近くなってから急激に展開してまとめてくれたけど、
もう一冊、ダシール・ハメットを読むかと聞かれたら、
.....ちょっと迷っちゃう。
さて、「血の収穫」読むべきか ?!
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