アラスジをかいつまんでいうと
居住に適した地球型惑星(ケイロン)を発見した人類は
まず、そこへ人間の遺伝子情報とロボットを載せた宇宙船を送り込む。
そこでは、植民地の建設とともに、
人工的に新たな人類が生み出されロボットにより育てられ、
地球の常識や因習にとらわれない独自の社会が築かれる。
そこは、地位や富といったものがなんの意味ももたない社会、
組織や管理や指導者が必要のない社会、
お互いの尊敬こそが通貨であるというユートピアだった。
40年後そこへ乗り込んできた地球人とケイロン人との
間に巻き起こるもろもろの摩擦・トラブルが物語のミソ。
人間の愚かさが浮き彫りにされつつも
あらたな人間の進化を示唆する内容に思わず唸ります。
ん〜1982年にすでにこんな概念を
生み出していたなんて
おそるべしSFの世界、おそるべし J・P・ホーガン。
人類の未来もだけど、
形骸化した組織のなかで新たな感覚を持つが故に
もがくアナタ自身や人間関係のいまについて
いろいろと考えさせられる本です。
オイラ付箋つけたし...。
うーん、ケイロンには何が待ち構えているのでしょうか?真の共産圏?欲が削ぎ落とされ、もはや形骸化された生き物?
私もメイフラワー二世でしばし旅に出たい(二時間位でいいです)
投稿情報: まつを | 2011-05-15 08:35
自分を認めてもらいたい!という欲だけが残るようです...よ。
投稿情報: king | 2011-05-15 10:00