この本は、マグナム・フォト結成60周年を記念して作られた写真集、自分へのプレゼントです。
世界最高峰の写真家集団と言われるマグナムは、1947年にロバート・キャパ、アンリ・カルティエ・ブレッソン、ジョージ・ロジャー、そしてデヴィッド・シーモアの四人の写真家によって結成され、現在も約50名の写真家が所属、世界中で活躍しています。洒落者であったキャパが大好きだったシャンパンの大瓶から命名したといわれています。
そんなマグナムの会員69名の代表作各6枚を、会員たちがそれぞれに厳選し、彼らがなぜそれをリスペクトするのかの理由と解説を交えているというのが、この「MAGNUM MAGNUM」。
もう実にすばらしい内容、思わず息をのむような、そんな作品がゴロゴロ、一枚一枚の写真に力があります。彼らの眼と思いに、脱帽です。
そんな、スゴイ写真集が、たったの3,990円、400枚以上の映像とキャプションと22×26cmというサイズでです。
写真好きのオイラとしては、このすべての作品をポストカードにして店に並べたいな〜という思いにかられます(もちろん大きなサイズだって扱いたい)。だって最近写真のポストカードってまったくロクなのないんだもん。
いまや携帯やデジカメ含めると一人に何台ものカメラがある時代、映像を誰でも簡単に楽しめる時代です。しかし、その写真に人生を賭けた人たちの作品は、もちろん別格、観る者の心を深くえぐります。こんな映像の持つ力を、多くの写真家の存在と作品を、みんなにもっとお知らせしたいな、オイラがやりたいことは、そういうことだ。それがまったく出来てないやと、この写真集を捲りながら、またも自分自身の仕事を考えてしまいました。
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