まあ、正直こんかいはちょっぴり帯の文句に騙されました。胸が締めつけられるような切なさも、ページをメクルのが怖いようなドキドキ感も、こいつと酒飲みたいというような魅力的な登場人物にも出あえませんでした。でも、まあ設定やストーリーはそこそこおもしろかったのに...残念です。それにしてもオイラ、「極北」という文句にめっぽう弱い、なんかスゴそう。今回も、よっしゃそこまで言うなら読んでやろうかとマンマと出版社の罠にはまった感じです。あと、この物語はジャングルと宇宙が舞台なんで寒い所ではないんだけど、文字通り極寒の地が舞台となってる冒険モノはついつい手に取ってしまう。「北極戦線」「極北のハンター」「北壁の死闘」あるいは「シャトゥーン」「ホワイト・アウト」「ザ・テラー—極北の恐怖」「極北の海戦 」などなどである。自分が寒いの苦手なんで、よけいに極寒の地での戦いには想像を絶するスゴイ感をおぼえ、惹かれてしまう。オトコ達は自然というもうひとつの敵との戦いにさらされるのだ!なんちて、冷え性のオイラは温かい部屋で読みますけど...なにか。まあ「常夏のホノルルで繰り広げられる死闘」とか書いてあってもピンとこないしねやっぱり。
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