大のメセニーファンのオイラ、逸品揃いのメセニーのアルバムに順位をつけろと言われたら随分迷うと思うんだけど、この「Secret Story」はベスト3入りの最有力候補ではなかろうか。グループで発表した1987年の「Still Life(Talking) 」・1989年の「Letter from Home」という傑作で確立した手法をグループでは成しえなかった個人的なテーマや深い掘下げ、徹底的なこだわりと豪華なゲスト・ミュージシャンをもって創り上げたのが本アルバム。明らかにこの時代の頂点を示す作品だと思います。さて、前ふりが長くなったけど、驚いたのはこのゲストの一人。実は矢野顕子が参加してるんですね、ライナー読まないから全然気がつかなかった。まあ、それほどさりげなく使われてる訳ですが、以前は「女性のささやくような歌声がかすかに聴こえるな〜」くらいに認識してたのです。今回聴いているとハッキリとそれが日本語の歌詞であることまで分かったのです、「あ〜日本人だ!こりゃ矢野顕子だ!」と。オイラの耳がバカなのか?ヘッドフォンがボロかったのか?たぶんその両方だと思うけど、数えきれぬほど聴いたアルバムでこのありさま、うれしいような、情けないような発見でした。
今まで気付かなかったものが聴き取れるようになったのは、Kingさんがそれ程の機能を持ったCDプレーヤーを購入したからです………と言ったら、ウェーブ君(勝手に命名)を買いかぶり過ぎてますかねぇー(^^)ゞ
春風亭昇太さんのコメントによると、ボーカルに関しては「あ、いま、ここで息を継いでいるなというかすかな吐息まではっきり聴き取れます」ということらしいので、それが本当なら、まさにKingさんはその‘空気の鳴りまで伝わってくる臨場感’ってヤツを、身をもって体験したのではないでしょうか?(なーんかくやしいなー)(--)
試しに志ん朝師匠のCDなぞ聴いてみてもらえませんか?なんでも、長台詞の合い間にどこで息をつくのか、そのかすかな音まで見事に聞き取れるらしいですよ。なかなかスゴ腕の霊媒師ですね、ウエーブ君。
投稿情報: K.B | 2006-12-11 09:17
実は最近最もウエーブ君を鳴らしているのは、志ん朝師匠なのであります。まさに息使いが感じられて楽しいので、聴きかえしているところでした。アッコちゃんが聞こえたのは、iPod&sonyスポーツ用ヘッドフォン(?、これアンマ音よくないんだけど高音の方だけうるさいくらい聞こえる。自分でもビックリ)の組合せでした。
投稿情報: king | 2006-12-11 13:07
なぁーんだ、ウェーブ君の仕事ではなかったんですね(ちょっとがっかり…)。
ICレコーダーで録音された声などは、MP3形式に変換すると聞き取りやすくなるという話を聞いたことがありますが、この場合は関係なさそうなので、やっぱりそのヘッドフォンのなせるワザですね。ちょっと聞いてみたい気がするなー。ヘッドフォンの試聴って、なかなかできないですからね…。
投稿情報: K.B | 2006-12-11 15:45
うん、特に地方では試聴なんかするとこないですね。
ヘッドフォンやスピーカー、いっぱい集めて片っ端から試してみたいですね。
投稿情報: king | 2006-12-12 09:07