16世紀末、開祖・東郷重位が、いかにして示現流を極め起こしたか、彼の峻烈な一生が描かれたのがこの本。そのほか、重位以外の示現流達人たちにまつわるいくつかの挿話も描かれていて示現流を知るにまたとない名著、また十分に楽しめる剣豪小説となってます。特に薩摩の人々に、そしてそれ以外の人々へもオススメしたい一冊です。
恐るべし不敗の剣法・示現流、柳生心陰流など敵ではござらん!
まじ、ほれぼれします。なんだか、オイラまで誇らしい気持ちになったでごわす!
でも、あれですね正直なとこ、まずコレ読んだ感想は、
「オイラ、400年前に生まれなくてよかった〜」です。
小説的な誇張もあるのでしょうが、まじこのころの薩摩隼人は単細胞です。すぐ斬合いです。すぐ激高します。すぐ人が死にます。薩摩は野蛮人大国です、お〜危ね。
(もちろん郷中教育の始まる前の話ですし、示現流の教えもピースなものです、念のため)
時代小説を読んだり時代劇を見たりしながらいつも思うのは、「刃物で切られたくらいですぐには死ねないよなー」ということです。切腹とか、介錯してくれる人がいないと、長時間痛みに苦しんだ末に出血多量でじわじわ死んでいったんだろうな…と思うともう、うぎゃ〜です。時代劇とか、みんな切られたらすぐに動かなくなっちゃうけど、実際には凄い光景だったんだろうなと…。うぎゃ〜。
実際にはそう簡単に刀を抜くことはなかったんだと信じたいけれど…。
投稿情報: K.B | 2009-08-08 13:14
バンバン抜いてたみたいですよ刀...、まあ関ヶ原の頃ですが。
投稿情報: king | 2009-08-08 14:52
そんなぁ…。めったに刀を抜かないのは、たそがれ清兵衛だけなのか…。
投稿情報: K.B | 2009-08-08 16:48