レースの時にどんな音楽が合うのか、トレーニング時にいろいろと試行錯誤を繰り返してきた。まあ、自分の好きな音楽あるいはテンポのいい、軽快あるいはちょい激しめの曲が良いのではと、誰もが思うかもしれない。しかし、それはきちんと走れるアスリートのお話。へたれランナーの場合、カラダが疲れてくると(もともとそんな軽快な走りじゃないし、すぐに疲れる)、心までテンポに乗り切れなくなってきて、楽しいはずの音楽がだんだん煩わしく、ウルサイ存在となってくる。じゃあ聴かなきゃいいじゃん、と思うかもしれないけど、なにもないとそれはそれで耐え難い孤独な時間が横たわることになるのです。そこで気が付いたオイラに必要なものは「テンポ」よりも「笑い」だった。ためしに落語を聴きながら走ってみたら、ニマニマしながら時間を忘れることができ、おもいのほかトレーニングが苦にならなかったのだ。こりゃ、まさに長距離ドライバーがラジオとお友達なのと、まったく同じ感覚じゃないかな。楽しいお喋りこそが眠気や疲れを紛らしてくれ、たまに気分転換に音楽が流れると。それだ~ということで、オイラのiPodは、「志ん朝」の落語やポッドキャストから落とした「JUNK爆笑問題カーボーイ」や「くりーむしちゅーオールナイトニッポン」「浅草キッドおとな電話相談室」「サントリーサタディナイト・ウェイティングバー・アバンティ」などなどが音楽を挟むかたちで入っている。音楽の方は結構少なめで、語り4に対し1ぐらいの割合である。
たっぷり8時間分は用意したので、退屈しのぎは十分だ!あれ?
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