我が家のサウンドシステムを刷新してから、ピアノ曲をよく聴いている。ピアノの鳴り、空気感がよく再現されるようになり実に心地いいのだ。
そこでこれですキース・ジャレットの「ヘンデル:クラヴィーア組曲」。
だいたいジャズピアニストが演るクラシックってどうなの?と疑ってかかったものの、ヘンデルのピアノ曲って自体がめずらしいし、◯MAZONでの評価も高いので聴いてみた。これが、なかなか素晴らしいのですよ。同じバロックの時代のバッハに比べると実に女性的(バッハは音楽の父、ヘンデルは音楽の母といわれる)、たおやかで、あたたかい。かといって甘くなりすぎず、流されず淡々と美しい旋律が紡がれてゆく。キースの端正なプレイはヘンデルへの愛で満ちています。まあ、ほかのピアニストのヘンデルと比べたことないからナントモだけど、いやいいアルバム買ったなと満足しました。キースなかなかやるな...と、こんどはキースのバッハでも聴いてみるかな。
コメント