さいきん旅行やらなんやらで、ちょっと本読んでなかったな〜というオイラ、近所の本屋へ行くとこの人の本がいっぱい積んであった。
なになに、「吉川英治文学新人賞」「山本周五郎賞」「日本推理作家協会賞」三冠だと〜そりゃ積むよな。
いや、この3つの文学賞は、芥川賞や直木賞と違って、オイラ好みのかなりエンターテイメントよりな文学賞、こりゃ買ってみる価値ありだなと思って選んだのがこの本(受賞作ではない)でした。爆弾テロ犯と自衛隊の爆弾スペシャリストとの対決、結構おもしろかったです。もうちょっと長編にしてもらって、息詰まる攻防を、シツコクたのしみたかったくらい、イッキに読める内容でした。理科とか科学とかに興味があって自家製爆弾とかに興味津々だった思春期を過ごしたことある人、あるいは爆竹バラして実際作っちゃって実験で騒ぎを起こしたことある人(オイラ)には、たいへんオススメの作品です。押井守のあとがきも面白かったし、他の作品も読んでみようかな。この人、格闘技モノからガンダムっぽい作品、SFやオカルトに伝奇から本格警察小説までとナカナカ幅広い書き手なようで、質の高い娯楽小説が楽しめそうです。
ガンダムといえば、ラジオ「あ、安倍礼司」に出てくる ”安室礼司”(アムロ・レイのオマージュ)が面白いですよ。
さらに、シャア・アズナブルのオマージュとして ”赤井彗星” が出てきます。
赤井彗星は、赤いスイス製の自転車を所有しています。
投稿情報: 2Z | 2008-07-22 07:16
2Zサンくらいの年代はもろガンダム世代なのかな?ガンダムネタはオイラにはいまいちピンとこないものが多いです。でも、この著者はオイラより7つも年上なんだよね、オドロキです。
投稿情報: king | 2008-07-22 11:18
村上龍の『半島を出よ』も、爆弾のエキスパートや毒虫使い、殺傷用ブーメラン(なんか漫画っぼい^^)を操る少年とかが登場して面白かったけど、いかんせん登場人物が多すぎて(特に北朝鮮側)途中で訳わかんなくなったりしたので、やっぱり1対1の対決のほうが内容に集中できそうで読みやすそうですね。
爆弾といえば、ウチの愚息が火薬関係の資格試験を受けるために今日から補習に行ってるのです。おかげで私も火薬学のテキストが盗み読みできるかと思うとちょっと楽しみです。いや、別に何かを計画してるわけではないし、どこかの人みたいに爆竹バラしたりはしませんよ(^^)。ただ、読みながら「へぇー」とか「ふーん」とか言ってるのが楽しいんですよね。へへっ
投稿情報: K.B | 2008-07-22 13:02
おお〜オイラも受けたいです。
その「火薬学」とやら...。
投稿情報: king | 2008-07-22 14:11