お酒が飲める喫茶店店主の教えに従って飯嶋和一を初めて読んでみました。ん〜おもしろい。最初の作品ということでなのか、どうもはじめのうち文章がスムーズに流れなかったりするのだが(それともアル中で混濁した主人公のアタマのうちを表現しているものなのか?)、舞台の半分が鹿児島県の宝島であるということも加勢して、あっというまにお話に引込まれてしまいました。なかなか後味のいい魂の再生の物語です。そして素晴らしいのはなんといっても切れ味のいいボクシングの描写で、その繊細な魅力に引込まれます。もっとボクシングについて知りたくなるし、もっとボクシング・シーンを読んでいたかったと思わせてくれる作品です。
コレ読むとアナタも夜更けにシャドーボクシングするかもよ・・・。
おお、この人の空を飛ぶ人の話もよかですよ。
投稿情報: miyaji | 2007-05-08 01:08
おお、お読みになりましたか!
”雷電本紀”と”始祖鳥記”がマイ・フェイバリットです。
投稿情報: 主水 | 2007-05-08 16:22
次は「雷電本紀」いきまする、感謝。
投稿情報: king | 2007-05-08 17:09