クルマ番組の自動車評論家の言ってることなんて、まるっきり意味がわからないオイラなんだけど、この本とにかく面白い。ただけなすのではなく、物理学・人間工学などの見地から、はたまたメーカーの事情・国の経済、時代性までを加味して、わかりやすくしかも楽しく「クルマとはかくあるべき」を教えてくれます。また氏の青春時代のクルマ(1969〜1981年)にまつわるバカ話にもページが割かれ、これがまた懐かしくも笑わせてくれます。楽しくて、ちょっとタメになり、実は深い、なかなかの「自動車ロン」です。この本は1996〜2000年に書かれたものをまとめたものですが、続編やその他の著書も多いに期待できそうです。
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