ローエンド・オーディオ・ワールドへの誘い
歳のせいかな?それとも秋のせいなのか、どうも最近ヘッドホンステレオやミニコンポのシャカシャカした音に疲れる。もっとこう大きなスピーカーからから伝わる大きな音のうねりに身をまかせたいと思いだした。
幸い昔使ってて捨てきれずにいたダイアトーン[1]のスピ-カ-はいまだ部屋にほおりっ放しだ。なんとかこれを復活させるべくアンプを物色してみた。ありました、昔あこがれのブランドだったマランツが、しかも拍子抜けするくらい安価で。もちろん最も下のクラスの商品なんだけど、結構しっかりと鳴ってくれてます。音楽を聴くのが最近楽しくてTVを消してる時間が増えた。
先日、いきつけのBarで、アマチュアのミュージシャンの演奏にぐうぜん居合わせた。ボサノヴァのスタンダード曲を女性のヴォーカルとギター一本というシンプルなスタイルであじわった。そのときあまりに心地よくて、それからひさびさにボサノヴァ熱が復活したんだけどヘッドホンステレオじゃ、なんか空気感が違うというか心地よさの質が違う。生に優る音楽は無いけど、できることならそこで演奏しているかのように音は再現されるのが理想だろう。こりだせばきりがないウン千万円レベルのオ−ディオ世界に足を踏み入れるなど到底叶わないが、もうミニコンポでいいやの世界にも帰れないのも確かだ。でかいスピーカーで再現された音にはなにかやさしい波を感じるだよね。
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