にしても、気持ちのよい文章を書くヒトですね。
(いまさら言うなですよね...世界のムラカミにむかって)
ランニングで駆け抜ける
ボストンの街の季節の移ろいとか。
マラソンおよび作家人生の
肉体と精神のバランスみたいなものについてとか。
いちいち挙げてもキリないけど、
うん!と腑に落ちたり
ニヤニヤしてみたり、
付箋を付けてみたりしながら、
いっきに読んでしまった。
これから
手元に置いて、なんども開いてみたくなる、
そんな本です。
この本を読んで
走るときの気持ちをよくぞ言い得てくれたと
うれしくなったランナーも多いのではナイだろうか。
末端の末端にいるインチキなランナーである
オイラも、
マラソン35km過ぎで味わう
苦難の精神状態をみごとに表現してもらって、
そうそうオイラも同じ!と膝をたたいた。
(村上さんの場合、100kmマラソンでの70km地点でのことですが)
ランナーにも、
そしてランナーでない人にも
ぜひオススメしたい本。
オイラ、人生の師に出会った気がします。
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