A‐10というのは
アメリカの爆撃機だけど、
主役は飛行機ではなくクルマ、
バリバリにチューンアップされたフォード・フェアモントV8・5000ccだ。
カーチェイス・シーンが秀逸なこの作品。
陳腐な表現で申し訳ないが、
まさに「手に汗握る」名作だ。
じつはこの本、
25年以上前、学生時代に一度買ったことがある。
帰省の際、実家に持って帰り、
そこで行方不明に...(毎日飲み歩いてたし)
3ページくらいしか読んでいなかった。
後になって、
いまは亡きオヤジが
オマエが置いていったあの本、
おもしろいな〜と声を弾ませていたのを憶えている。
ウチでは文藝春秋しか見かけたことなかったので
「オヤジもこんな本読むんだ〜」
とちょっとウレシかった記憶がある。
新装版が最近ハヤカワから発売され、
店頭に並んでいたんで
おもわず買っちゃったワケ。
作品のおもしろさもサルことながら
読んでる間中、
なにかオヤジと居間で
たのしく会話してるような、
そんな心地よい時間を過ごせた、感謝。
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