いや突然ではない、遠からずこの日がやってくることを感じていたけど、そのことを考えないように、触れないように、ここ一年は暮らしてきた。
1980年「トランジスタラジオ」を文字通りラジオで聴いてRCの存在をオイラに教えてくれたのはカミさんだった。
視聴もせずにアルバム「ラプソディー」を買って一晩で虜になった。
翌年「PLEASE」そしてこの「シングルマン」を宝物のように抱き上京、一人暮らしを始め、伝説の「日比谷野音のライブ」に打ちのめされた。
もっとも多感な時期、社会へと歩き出す頃を、清志郎の声にはげまされ、勇気づけられ、生きてきた。大切なものの多くを清志郎からもらった気がする。
しばらくはRCの曲を聴く気にはなれそうにないな。
当然、歌声と映像が流れてくるのだろう、TVのスイッチにもふれたくない。
どう言葉にしていいのかも、いまはよくわからないけど、
清志郎に こころから ありがとう と 言いたい。
悲しい知らせを聞いてから、
オイラのなかで「ヒッピーに捧ぐ」が鳴りつづけている。
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