サービスカットのような絡みシーンが目に付いたけどトニー・レオン好きとしては申し分ない周瑜です。金城武の諸葛亮孔明もなかなかイかった。この人、日本語ではない演技のときは好きです。孫権のチャン・チェンもカッコよかったし、冒頭の趙雲がまたカッコよし、張飛、関羽もなかなか・・・なの~に!劉備玄徳カッコ悪し...しかも嫁さんまで悲惨。人格者で素朴なキャラを出したいのはわかるけど、なんだか武将のなかに一人農夫が混じってるみたい。もうちょっとナントカならなかったのか?かわいそうな感じでした。あとやっぱりジョン・ウーはアクションの人でドラマの人ではナイなと、シナリオあるいは編集がイマイチな気も...というかこのお話をまとめ上げるのは大変でしょうねきっと。加えてお得意のスローやストップ・モーションがイマイチ冴えてないというかチンプなシーンも目に付きました。ジョン・ウーもヤキがまわったのか?でも、ハリウッドのVFXスタッフを使ってアジア市場向けに100億かけた映画が撮られるという事実にジョン・ウーの夢と実力と世界経済のイマが感じられじつに感慨深い。「子供のころ絵本の『三国志』と出会い、劉備、関羽、張飛、趙雲たちヒーローをガラスに描き懐中電灯で光を当てて、ひとりで劇をしていた」というジョン・ウー監督、アンタはやっぱスゴイよ!。お約束の「白い鳩」にも納得しつつ、PartIIも絶対観ると心に誓うオイラでした。
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