立読みで2・3話なら読んだことあるんですが、実はこのシリーズを買ったの始めてです。東海林さんはむかしよく読んだ椎名誠の作品のなかにもちょくちょく登場するし、作風もひじょうに彼に近いものがあるので、とても親近感があるんだけど、それだけでなんかけっこう読んだ気になっていた。先日、福岡から帰りに駅の売店(一棚書店でもかならずあるね)で購入しました。楽しかった週末のシメに、ビール&駅弁とともに、ノホホンとめくるのに、これほどぴったりのチョイスもないのではないだろうか、実際こんなシチュエーションで人類滅亡の危機みたいな内容は読みたくないもんね。ちょっとした時間にすぐ読めて、重たくなく、いつでも楽しい気持ちにしてくれる。お気楽文体元祖的存在にして、エッセイ界のまさに横綱的存在。よくこんな細かなことをこだわって、しかもおもしろおかしく話しを展開できるよな〜とほとほと感心します。食べること、あるいは食べものに関しての執拗なまでの愛に、こちらまでうれしくなってきます。
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