まあスカパーで偶然観ることになったこの映画だけど、いやはや驚きました。キャストはピーター・セラーズ、ウディ・アレン、オーソン・ウェルズ、ウィリアム・ホールデンなど、とにかく豪華実力派の名優を総動員しながら、原作からは別次元に飛んでった奇想天外なドタバタパロディ作品。ストーリーは理解困難、最初から最後までギャグとジョークと人を食った展開が連発される脱力・ナンセンスもので、いまいち弾けない「オースティン・パワーズ」といった感、疲れました。最後までこれ観れるひとは立派です。でも、唯一素晴らしいのがバート・バカラックの音楽、もう映像に反してもったいないほどの美しい音楽、天才の仕事はどこにあっても流麗です。おもわずネットでサントラ盤を探してみました。
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