70年代のエレクトリック・マイルスの影響をもろに引きずったような作品。菊池雅章という人はよく奇才と称されるけど、魔術師あるいはシャーマンと呼ぶにふさわしい仕事ぶりです。独特の変調子(数えてもわからん)は捉えようとしてもするりと逃げてゆく感じ、アタマで理解しようとすると訳がわからなくなる変態ぶり、そうブルース・リーは言いました「考えるな、感じるんだ」。しかし緻密に編み上げられたリズム、左右のハイハット、2本のギター、そしてたたみかけるベースには舌を巻きます。よくもコンピューターもない時代にこんなことやってるな、本人以外のミュージシャンは大変だったろうなっと。マイルスにない緻密さと幽玄の世界、80年代らしくレゲエやダブの要素も取り込んで独自のトランス・ミュージックが繰り広げられます。大音量に身をまかせると、いつしか恍惚の世界へ、でも二日酔いの時聴くと吐くかもよ。
昔、パノニカによくライブで来ていたような‥‥
まったく覚えが無いのだけれど、そんな言われると二日酔いのときに聴いてみたくなるよ~
投稿情報: やまだんご | 2006-12-24 13:11
愛称はプーさんです、プッ。
投稿情報: king | 2006-12-24 15:44