アランフェス協奏曲(ロドリーゴ)といえば、哀愁あふれるメロディの第二楽章があまりにも有名で、クラシックファンでなくとも聞いたことはあるかもしれない。しかしこの曲、全楽章通して聞いてほしい素晴らしい作品です。それから、ギター協奏曲第1番ニ長調(カステルヌオーヴォ=テデスコ)の方もイタリア人作曲家としてモリコーネあたりへ多大な影響与えたんだろうな(勝手な想像、でも本人はハリウッドで活躍した)て感じの映像的な逸品。他の2つの小品もすてきだし、まさに捨てるとこなしの絶品、この秋オイラのヘヴィーローテーション確実のアルバムです。ソロではなく力量が試されるオーケストラとの共演、村治佳織の天才ぶり炸裂、ギターとオケとのバランスもよく録られた丁寧な一枚。ただ一つ残念なのはジャケの写真、もうちょい、なんとかならなかったものか・・・ヤブニラミやんけ。
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