いまなぜキングコングなのか?それはネタ切れだから・・・と言うとミもフタもないですが、幼い頃はじめて観て感動し、自分を映画界に導いたその作品を最高のスタッフと資金をもってリメイクできるなんて、ピーター・ジャクソン監督はしあわせなオトコである。もっとも「ロード・オブ・リングス」であれだけの成功を収めれば、どんなことでも可能になるのだろう、うらやましい。まあ、映画の中身は、「そりゃ無理だろ!」「ちょっと、やりすぎだろ!」的なツッコミどころは多々あるけど、十二分に楽しめる娯楽大作、もうしぶんありまへん。それにしても、コングのよくできてること、リアルでありながらも作り過ぎず、獣以上人間未満の微妙なさじ加減の表情にうるうるです。先日オイラ、2001年のゴジラ(ファイナルではない)を観たんだけど、その時点でもやっぱりゴジラのメンタマは相変わらずピンポン玉に色を塗ったようなしろモノで、それがギロギロと左右してるという脱力感ただようものだった。ハリウッドと比べてもショウがないかも知れんけど、あのインチキ感はオイラのガキのじぶんからなんら進化していないようで悲しかった。それから関係ないけど、これから観るあなたに一つ忠告を。あなたがもし虫嫌いなら、気が狂いそうになるシーンが待っているでしょう、ムギギ!
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