CDショップをぶらついてて驚いた。なんと冨田勲[1]の「惑星」[2] が復刻されてるではないか〜即買い!
思えばこのアルバムを聞き狂っていたのはオイラが中学生の時だった。キーボードも引けないくせにシンセサイザー=かっちょいいみたいなのりで国産初のシンセサイザー[3]のカタログなんか取寄せて毎日うっとり眺めていたもんである。しかしなんでクラシックだったのか、おそらくイエス・ELP・ピンクフロイドなどのプログレッシブロックからの流れでこの壮大なスペース・ファンタジーはビタッとドラマティック好きのオイラにはまっちゃったんだろうね。あれから27年の年月がながれ、正当なオーケストラ[4]のアルバムもいくつか聞いてきたけど、いまでもオイラの頭に流れる第四曲木星[5]は冨田のテンポだったりする。二度と聞くことないかと諦めかけた矢先だったのでほんとにうれしい再会だった。
[1] 日本が誇る電子音楽界の巨匠。映画・アニメ・ドキュメンタリー・イベント・舞台・学校教材・コマーシャル・ソングなど、膨大な数の作品を世に送り出す。70年代からは、シンセサイザーを主体とした作曲に逸早く着手。ドビュッシーのピアノ曲を電子音でシミュレートした『月の光』(72年)が、全米ビルボード・クラシカル・チャートで第1位となって以来、冨田の名は全世界で知られるようになった。この「惑星」も77年に全米ビルボード・クラシカル・チャートで第1位をかざっている。その他、なつかしくは「ジャングル大帝レオ」から最近では「隠し剣 鬼の爪」など有名。
[2]非常にポピュラーなクラシック作品、 ホルストの組曲「惑星」。地球と当時未発見だった冥王星を除く7つの惑星をテーマに成立つ。
[3] 巨匠は日本人で初めてモーグ・シンセサイザーを導入したことでも有名である。
[4]これから「惑星」を聞きたいという方には冨田ではなくて正統派のカラヤンをお勧めします。
[5] つい最近、平原綾香がJupiterとしてこのテーマを使ってヒットを飛ばしたよね。
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